倒産せずにすみました。
自由な生き方とお金(決算書)について
会社が作る決算書
堅ーーい言葉でいうと
貸借対照表(Balance Sheet)
損益計算書(Profit and Loss Statement)
やさしーーい言葉いうと
いくら儲かったのかな?
お金の余裕はあるのかな?
こんなイメージです
もっと、シンプルに言うと
儲けとお金回りはどうですか?
ということになります
ついつい
いくら儲かったかな?
年収はいくら?
売上が倍になった!
というところに目がいってしまうものです
でも実際は収入や利益があっても
Aさんは
たくさん儲かっているけれども、大きな借金があってどんど返済に回して現金が不足がち
Bさんは
儲けは小さいけど、借金はなく、現金が手元にたくさんある
倒産せずにすむ理由はなぜでしょう。その理由はこれから説明しますね
儲かっているのに倒産?? ここを気をつけましょう

”勘定合って銭足らず”
儲かっているのに倒産してしまうことは実際よくあるのです
えーー。そんなことあるの??
利益が出ているのに、現金が足りなくなって倒産してしまうってどういうこと?
そうなんです
ピンときた方はいらっしゃるともいますが、
利益も大事ですが、お金回り(いくらもっていて、いくら支払いに回しているか)
という視点がすごく大事なんです
つまり、
損益計算書で利益が出ている=儲かっている
でも、貸借対照表で現金がほとんどない=色々な支払いができない
こんな感じなのです
極論を突き詰めて考えると、会社の生命力はこに行きつきます
現預金(や資金繰りの工夫)があれば会社はずっと存続できるのです
極端な話、究極なところ、利益も大事ですがお金回りがすごく大事なんです
難しい言葉で言うところの
流動資産(すぐに現金にできるもの)と流動負債(すぐに返済しなければならないもの)の割合がポイントなんです
流動負債のほうが多い場合は工夫が必要なんですね
お金の入りと出をしっかりと把握し、金回り、つまり流動性を見る。これに尽きるんです
”勘定合って銭足らず”にならないように。それが貸借対照表なんです
でも、でも、やっぱり収入の大きさ、資産の大きさをついつい見てしましますよね
バブル期の時代は、大きな資産がステイタスで、家や車などの固定資産(すぐに現金化にしにくい)をたくさんもって、大きな借入や住宅ローンを組んで、貸借対照表の中に大きな数字が載っていました
でも、現在は家や土地などの価値が右肩上がりではないので、非常に厳しいですね。
買った途端、価値は中古になって下がるけど、借入額はそのまま。。。みたいな
だから貸借対照表上の土地・建物は半値だけど、借入はそのまま残っているみたいな感じです。
これに加えて、お金回りが悪くなるとすごく厳しい状況になりますね
そんな時代を反映してか、車は必要な時に借りるシアリングエコノミーとなっていますね
風の時代と言われる資産を持たない時代です
損益計算書の収入については
フリーランスはお客さんと多数お付き合いをして収入源が複数に分散されますが
サラリーマンは収入減が一つ(勤務先)なので、リスクは大きいし、終身雇用も微妙なので35年ローン組んで大きな資産を買うというのは、時代にあまりあってないかもしれませんね
新しい時代の「原理・原則」を意識したほうが良い理由

流動性が高かければコロナなどの不足の事態でも、売上が大きく落ち込んでも、現預金の体力があれば持ちこたえられる確立が高くなります
バブルの時代のように規模感の中で、大きくお金を稼ぎ・大きな資金調達をし・大きな資産を構築し、人生や生活を回してすごす時代は過去のものですね
収入を上げるというのは大切な要素でありますが
それ以上に支出・生活コストを工夫にする
そんな発想が求められていきます
そうしたときに
家や車を所有することが本当に必要なのか? と考えてしまうのです
(もちろん家や車が大好きで、ライフプランの中心に見据えている人にとってはすごく大切なものです)
この2つは、人生2大コストといわれています
※家:6,000万 車:4,200万
※住宅ローンや、固定資産税・車の維持費・買替・車検・諸経費・税金・駐車場など
サラリーマンの生涯賃金を2億5千万とすると半分近くものなるのです
富の象徴であった家と車をどう考えるのか?
その2つは、今や形を変え、車はシェアリングエコノミー
家はアメリカでは3Dプリンターで作ると、24時間で60万円位で建設可能なんです
そんな時代になってきました
資産は買うものではなく、必要なときに必要なだけ借りる。もしくはテクノロジーの力で格安で手に入れる流れになりつつありますね。
そうすることで流動性にも工夫ができるのです
この考え方が本当に基本になってくるでしょうし、新しい時代はとても過ごしやすくなるのではないでしょうか
会計の話に戻りますね
損益計算書は
収入を上げることだけではなく、固定費を下げて、利益を出す
そして、実はすごく大事な貸借対照表のお金回りに気をつける
ここですね
会社の営業成績を見るときによくどれだけ儲かっているのかという部分に目がとらわれがちですが
実は貸借対照表のこの部分が非常に大事なんです
とくにサラリーマンは収入源が一つ(勤務先)なので、大きな資産を長期ローンを組んで買うことは、リスクは大きいですし、終身雇用も微妙な今の時代は、工夫と知恵が求められると思います
そして自由な生き方を考えたときに、大きなコストの捉え方とお金回りを意識することが非常に重要になってくると思い、こんな記事を書いてみました
3日毎に新しい記事を更新しています
最後まで読んでくださり、ありがとうございました